一般的には、歯科治療が行えない時期はありません。しかし、時期によって治療方法や処置内容が異なります。安定期(5~8か月)であれば、比較的心配なく通常治療を行うことができます。この時期に体調をみながら、頑張って加療される事をおすすめします。また妊娠初期や後期は、応急処置を中心に、母体やお腹の赤ちゃんに細心の注意を払った治療が行われます。いずれの時期も、画一的な治療ではなく患者さん個々の健康状態・心理状態を加味して、相談の上、方針が決定されます。皆さんにとって、レントゲン、麻酔の注射、投薬等は不安でいっぱいのはず。でも、重要度とリスクを充分考慮し、必要性を検討した上で活用されるので心配はいりません。早産や低体重児出産の原因になる歯科疾患。妊娠が分かったら早めに健診を受けて、出産に備えましょう。